2019年WBS牧ゼミ研究テーマ発表会 & 交流会 in San Diego

2019年8月2日
早稲田大学ビジネススクール准教授
UC San Diego客員助教授
牧 兼充

 

WBS牧ゼミ研究テーマ発表会&交流会のお知らせ

早稲田大学ビジネススクール牧ゼミは、2019年9月7日(土)に、早稲田大学ビジネススクール科学技術とアントレプレナーシップ研究部会、UCSD Rady School of ManagementのJapan – Science, Technology and Entrepreneurship Program (J-STEP)、ライフプロジェクト (ヘルスケアとMBAをテーマにした多大学連携プロジェクト)との共催で、ゼミ生による修士論文の研究テーマ発表会と交流会を開催します。牧ゼミでは、2019年9月5日(木)から11日(水)にかけて、サンディエゴのエコシステムを探索するためのスタディ・ツアーを行いますが、この発表会はその一貫となります。今年度は夜間主総合ゼミ(夜間を中心としたパートタイムMBA)の学生に加えて、全日制グローバルゼミ (フルタイムMBA)や、夜間主講義の「科学技術とアントレプレナーシップ」の授業の履修者も数名参加します。

牧ゼミのテーマは「科学技術とアントレプレナーシップ」で、ゼミ生の研究テーマは、サイエンスとビジネスに関連して多岐に渡ります。ゼミ生の発表に対して、多くの皆様からのコメント・フィードバックをいただけますと幸いです。牧ゼミでは、修士論文のテーマを選択する際に、サイエンティスト・エンジニアの皆様に「面白い!」と思ってもらえるようなテーマを選ぶことを重視しております。サイエンティスト・エンジニアの皆様には、その観点から面白いテーマかどうかをフィードバックいただければと思います。サンディエゴでビジネスに携わっている皆様には、このテーマが実務的に役立つかどうかをフィードバックいただければと思います。博士課程・ポスドク・研究者の皆様には、研究の手法がサイエンティフィックに妥当であるかの観点からフィードバックをいただければと思います。UC San Diegoで現在学んでいる皆様には、ビジネス・政策の観点からこの研究がどう活きるかの観点からフィードバックをいただければと思います。

その後に、同じ会場でBBQを含めた交流会を開催します。今回はMission Bayの海が見える一軒家を借りきっております。サンディエゴの海が見えるパティオで、私のゼミ生等とサンディエゴの皆様の交流の場を持たせていただければと思っております。

サンディエゴでご活躍の皆様にぜひご参加いただけますと幸いです。

[発表会 & 交流会の概要]

  • 主催:
  • 日時: 2019年9月7日(土)
    • 15:00 – 18:00 研究テーマ発表会
    • 18:00 – 22:00 BBQ & 交流会
    • 発表会のみ、もしくは懇親会からの参加でも構いません。途中参加、部分参加も歓迎です。
  • 場所: サンディエゴ Mission Bay近郊
    • 824 Tangiers Ct, San Diego, CA, 92109 (一軒家です)
    • 家には駐車場がないので、Google Mapsなどで近場の駐車場を検索してとめていらしていただければと思います。また必要に応じてカープール、ウーバー等の利用にご協力下さい。場所柄、駐車場は混雑が予想されています。
  • 会費: $30程度
    • 食事・飲み物などは、こちらで用意しますが、参加者の皆様に加えて、食べ物・飲み物などを持ち込んでいただくことも歓迎です。
    • もし黒字になった場合は、大学での研究活動への寄付とさせていただきますので、ご了解下さい。
  • 申し込み: FBイベントページより。もしくは以下のアドレスにメールいただければ、イベントページに招待させていただきます。なお、具体的な住所、駐車場情報など詳細のご連絡はFBのイベントページ経由で行います。FBアカウントがないなど、メールでの連絡を別途希望の方は、下記のアドレスまでご連絡ください。秘書よりご連絡させていただくようにします。
  • 問い合わせ窓口: sd-study-tour-2019@kanetaka-maki.org (担当: 大角、石井)
  • 発表者一覧
    • 教員
      • 牧 兼充 (Kanetaka Maki, Ph.D.): 「牧ゼミを中心とした活動とサンディエゴ連携の次の一歩」
    • 牧ゼミ(夜間主総合)
      • 大角 知也 (Tomoya Okado): 「ヘルスケア・ビジネスの成功要因」(仮)
      • 徳橋 和将 (Kazumasa Tokuhashi,  Ph.D.): 「研究者の研究分野の変更がイノベーションに与える影響の分析」
      • 藤尾 夏樹 (Natsuki Fujio, M.D., Ph.D.): 「医師による課題解決策としてのベンチャー創業の意義とその成功要因」
    • 牧ゼミ(全日制グローバル)
      • 岡村 仁弘 (Masahiro Okamura): 「京大生の起業家精神に火を点ける~現在の起業家教育の限界とその解決策~」
      • 佐々木 威憲 (Takenori Sasaki): 『~「君たちはどう生きるか」~ 公教育で生き方を学ぶことの有効性、及び実行のための具体的方策について』
    • 授業「科学技術とアントレプレナーシップ」履修者
      • 宇佐見 彰太 (Shota Usami)
      • 森田善仁 (Yoshito Morita)
      • 吉田 公亮 (Kimiaki Yoshida, Ph.D.)
  • コメンテーター
    • 林 公子 (Tomoko Hayashi, MD, Ph.D.) – Project Scientist at UC San Diego
    • 丸山 俊昭 (Toshi Maruyama, MD, Ph.D.) – Founder and COO at Abwiz Bio Inc.
    • 三谷 明範 (Akinori Mitani, MD, Ph.D.) – Software Enginner at Google AI Healthcare Team
    • 成相 直樹 (Naoki Nariai, Ph.D.) – Bioinformatics Scientist at Illumina
    • 野村 健二(Kenji Nomura, Ph.D.) – Assistant Professor, Electrical and Computer Engineering, UC San Diego
    • 奥村繁 (CJ Okumura, DDS, Ph.D, MBA) – Founder and CEO at Abwiz Bio Inc.
    • 櫻井 直樹 (Naoki Sakurai, Ph.D.) – President & CEO at Tanabe Research Laboratories U.S.A., Inc.

[参加者によるSTE Relay Column: Narravies一覧]

我々のゼミや研究グループに関わるメンバーにボランティアで、STE Relay Column: Narrativesと呼ばれるショート・エッセイを執筆してもらっています。

シリコンバレーを中心としたイノベーション経済における価値の交換の「通貨」はお金ではなく、”narratives”であると言われています。”narratives”というのは、個人のバックグランドやこれからやりたいと思うことを物語としてまとめたもの。今の時代、自分自身の”narratives”を語れる能力はとても大切です。
科学技術とアントレプレナーシップ研究部会では、そのコミュニティに関わっているメンバーにその”narratives”を語ってもらう連載の場を用意しました。
この連載を通じて、様々な活動やそこから生まれる人と人のつながりの「可視化」していきます。

本イベントの発表者のコラムをご紹介します。ご覧いただくとメンバーのバックグラウンドがとても良く分かると思います。バックグラウンドを把握いただくと、発表をより楽しんでいただけると思います。とても個性的なメンバーが集まっています。

[昨年度の感想]

この修士論文テーマ発表会は、牧ゼミのメンバーにとって、テーマの実務への有効性を考えるにあたってとても大切な機会となっております。ご協力下さる皆さまに改めて深く御礼申し上げます。

9月にサンディエゴで現地の日本人ネットワークの方の前で修論の進捗を発表した時には、多くの方から沢山のご意見をいただき、反響があったことがきっかけで楽しくなりました。自分の問いに対して人から反応が出る瞬間というのは嬉しくなるものです。その場にいらしたタナベ リサーチ ラボラトリーズ アメリカ インク CEOの櫻井さんからは、実際の臨床開発におけるリスク評価について様々な知見をいただくことができました。

[ STE Relay Column : Narratives 045] 松田大 「牧ゼミでの一年間:自分は何をまなべなかったのか?」より。

[牧兼充ゼミ概要]

  • 担当: 牧 兼充 (早稲田大学ビジネススクール准教授)
  • プロフィール:
    • 早稲田ビジネススクール准教授。主な兼職として、カリフォルニア大学サンディエゴ校Rady School of Management客員助教授。
    • 研究分野は、テクノロジー・マネジメント、イノベーション、アントレプレナーシップ、科学技術政策、大学の技術移転、大学発ベンチャー等。今までの研究成果は、主に (1) ベンチャー企業を創出するための大学の制度設計、(2) ベンチャー企業の成功確率の向上手法、(3) イノベーション・システムの日米比較、の3つに分類される。
    • 政策研究大学院大学助教授、スタンフォード大学リサーチ・アソシエイト、カリフォルニア大学サンディエゴ校講師、慶應義塾大学助教・助手等を経て現職。日米において、大学を基盤としたイノベーション・システムの構築に従事。特に日本においては、政府、地方自治体の委員会に関わり、有効なイノベーション政策のあり方について模索している。
    • カリフォルニア大学サンディエゴ校において博士(経営学)を取得。慶應義塾大学において、修士(政策・メディア)及び学士(環境情報)を取得。
    • その他の情報は、http://www.kanetaka-maki.org/ をご参照下さい。
  • ゼミの概要:
    • 本ゼミは「科学技術とアントレプレナーシップ」という経営学・経済学の融合領域をテーマとする。研究機関において科学技術に関する「知」がいかにして産み出され、またその産み出された「知」からいかにしてベンチャー企業を含めた新事業が創出されるのかについて扱う。
    • トピックの例
      • サイエンスのビジネス化 / 技術とビジネスモデル / ベンチャー企業の成功要因 / 大企業とベンチャー企業の連携 / サイエンスへの投資の仕組み (ベンチャーキャピタル、フィランソロピックファンドなど含む) / スター・サイエンティスト / 大学発ベンチャー / 産学連携 / 大学から企業への技術移転 / エコシステム・産業クラスター (シリコンバレー、サンディエゴなど) / デザインとプロダクト・サービス開発
    • その他の詳細:https://www.kanetaka-maki.org/seminar/evening-member/

[昨年度の風景]

 

 

 

 

 

[For BBQ Participants]

  • Date: Saturday, September 9th, 2019
  • Time: 6pm –   (maximum up to 10pm)
  • Fee: Around $30
  • Venue: 824 Tangiers Ct, San Diego, CA, 92109 (House)
    • There is no parking in the building. Please use Google Maps to find parking. However, this is a crowded area. Please use Uber, kickboard etc. when necessary.
  • Participants: Around 30. Waseda Business School students, USD students/alumni/staffs/faculty who are interested in Japan, etc.
  • Contact: sd-study-tour-2019@kanetaka-maki.org (Okado or Ishii will response).