[ STE Relay Column : Narratives 098]
武井 大希「STEとはオーケストラの旅路である(作曲・指揮:牧兼充)」

武井 大希 / 早稲田大学経営管理研究科 / キャノン株式会社 

[プロフィール]神奈川県横浜市出身。工学修士(情報科学)。
大学院修了後にキヤノン株式会社に入社し、TV、医療機器、監視カメラ/画像解析ソフトウェアの開発・企画に従事、2016年にはCanon Singaporeへ赴任し新規事業の立ち上げを担当。帰国後2019年4月、早稲田大学大学院経営管理研究科(夜間主総合)=WBSに入学。M2。

■はじめに
こんにちは、WBSの学生の武井と申します。前回のリレーコラムでは2019年秋Qに受講した牧さんの授業「TOM(技術・オペレーションのマネジメント)」の魅力について音楽に例えながら書かせて頂きました。(2020年1月)

今回は続いて2020年春Qに受講した牧さんの授業「STE(科学技術とアントレプレナーシップ)」の魅力についてまとめさせて頂きます。
前回のコラムにも書いた通り私は音楽が趣味です。自分でもバンド活動をするし、何より色々な音楽を聴くのが大好きで、かなりの量の音楽は聴いてきたし、それなりに詳しいとも思っています。
やはり今回も、それを利用して音楽に例えてSTEを振り返ってみたいと思います。

■牧さんのSTEの素晴らしいところ
前回TOMは「15曲入りのCDアルバム」という形で紹介しましたが、今回のSTEを例えるとなんでしょうか。受講後すぐの今の私の感覚としては、さしずめ「オーケストラの旅路(結成~練習~コンサート)」という例えがしっくりきます。演奏者は我々受講者ひとりひとり。牧さんは指揮者兼作曲者という立ち位置になります。

STEは「科学技術とアントレプレナーシップ」のタイトルの通り、取り扱うテーマは科学・技術・アントレプレナーシップをベースとした、それにまつわる各種理論や現象です。例えばイノベーション、スターサイエンティスト、エコシステム、地域集積効果(ピアエフェクト)、VC、産学連携、研究者のキャリア、インセンティブ設計、チームデザイン、などです。
一方授業形態が非常に大きなポイントで、毎週上記テーマに添った英語論文(定量分析の論文)をなんと6本!!輪読し、その後議論するというスタイルです。各論文に対し1本に1人、受講者の中から”プレゼンター”がアサインされ、その人は授業の中で論文の中身を解説する10分間のプレゼンテーションを実施する必要があります。もちろんプレゼンテーション資料も自作の上要提出なので十分に論文を読み込んだ上で分かりやすい発表資料を作る必要があります。またプレゼンターにアサインされなかった受講者も、その回の6本のうちのいずれかの論文が”担当論文”として割り当てられ、割り当てられた論文はしっかりと読み込みOne page summaryを作成・提出する必要があります。
つまりプレゼン資料を作成しプレゼンを行う6人と、その6本のうちのいずれかもしくは複数を読み込んで理解してきている他の受講者、という構成で、当日プレゼン発表+議論が繰り広げられます。

 文字で見ただけでも大変そうだなぁと改めて思います。実際に大変でした。英語論文は平均20ページぐらいのもので、読むのも大変だし、まとめ作業も入れると毎週かなりの負荷になります。
そんな牧さんのSTEですが、私個人が思う素晴らしかった所を3つにまとめると以下のようになります。

① 権限移譲型チームマネジメントとFront Loaded型授業設計により受講者の高いコミットメントとピアエフェクトが創発されること
② 授業全体が長いひとつのストーリー(Narrative)で繋がり、その流れに乗った繰り返し学習(クロススタディ)が行われること
③ 授業の真の狙いが「学び方を教える」ことであること

これについて詳細に説明したいと思います。

■権限移譲型チームマネジメントとFront Loaded型授業設計により受講者の高いコミットメントとピアエフェクトが創発されること
オーケストラの大きな特徴とは何でしょうか?まずひとつ言えるのは、それが大人数のチームからなる、ということです。オーケストラで一番重要かつ難しいことは、実は演奏者(チーム)のマネジメントと言われています(杉浦正和先生の人材・組織の授業で実際に指揮者の方からこの話を聞いたのをよく覚えています)。演奏者と指揮者の衝突、演奏者と演奏者の衝突、そしてその結果メンバーが抜けてしまうといったようなトラブルも少なくないと言います。
そもそも色々な楽器の担当者がいます、弦楽器、管楽器、打楽器など。さらに演奏者個々人ごとに経験と実力のばらつきもあります。モチベーションのばらつきもあるでしょう。プライドや内に秘めた気持ちもあります。そんな状況にありながらも最高の演奏を披露する為には、どうすれば良いでしょうか?

 この授業ではまず最初に(あるいは事前に)前述の通り授業形態、負荷が重いこと、受講者のコミットメントと努力が求められること、そしてこの授業の目的と意義、などが丁寧に牧さんより説明されます。丁寧な説明とガイドラインが示されることで、気持ちの面ではある種の覚悟を持って、全員が同じ方向を向いてスタートを切ることができます。
 実際に始まってみると、主催者側からのサポートはかなり手厚いことがわかります。TAやメンターとして過去の受講者の方が参加してくれたり、ゲストアドバイザーという形で多様な方が加わって下さったりすることで、頼る先が用意されています。システムとしても、特に今回は全編zoomでの開催だったこともあり、週に1回のオフィスアワー(牧さん/TAへの相談タイム)の対応、slackを初めとしたITツールでの円滑なコミュニケーション・情報共有の実現、事前のチーム分けによる作業の分担化、など、牧さんの授業らしく都度新しい試みも導入されながら、受講者にとって思い切りぶつかっていける環境は用意されています。

 これはオーケストラでも同じでしょう。明確なゴールの設定、そしてその為に何をどうしていきたいのか、これをまず指揮者が示します。演奏者がこのメッセージに対して納得感を持たないと、一つのチームとして進むことは出来ません。そしていざ始まったら、演奏者が十分に集中できる環境(練習環境、機材、場所、コーチ、サポートスタッフ、など)が用意されていれば、演奏者は余計なことを気にせず練習に打ち込むことができます。

 実は設計として、この授業では牧さんの講義よりも受講者による発表/議論の時間の方が多くなるようになっています。プレゼン発表者が準備をいかに頑張るか、他の受講者が事前の論文の読み込みをいかに頑張るか、それによって授業全体のクオリティーが大きく変わります。つまりある種受講者自身が、他の受講者の学びの質に対し責任を負っていることになります。
一見リスクがあるようにも見えます。しかしここがチーム設計としての大きなポイントで、一旦チームとして授業が動き出すと、個々人の貢献によるポジティブなピアプレッシャーが働きだし、全員がそれぞれ自分らしく努力し貢献しようという循環が生まれます。本当に努力している人が目の前にいたら、自分だけ何もしないわけにはいかないはずです。人とは同じように貢献できなくても自分なりに努力し、それぞれのスキルで積極的に貢献しようというムードが全体に広まっていきます。
 加えてインセンティブ設計。どの論文のプレゼンターになるか、はたまた全くプレゼンターにはならないのか、これは受講者個人の判断に委ねられています。プレゼンターを多く担当したり、授業中・授業後の発言・行動により貢献することは、直接成績に繋がるというインセンティブが設けられています。しかし面白いのは、初めはそのような外発的(物理的)インセンティブにより始まった授業のはずが、次第に「難しい論文を読み切った達成感」「成長を実感することによる幸福感」そして「良いプレゼンができて嬉しい」「皆に有益な情報をシェアできて嬉しい」「チームに貢献できて嬉しい」と、内発的なインセンティブが得られるように変化していき、それを求めて努力するようになっていくということです。他の受講者も、例えば良いプレゼンがされたら素直に褒め合ったり、議論のテーマが上がったら、授業と関係ないところでも自分の考えをぶつけ合って互いに学び合ったり(多重奏/ハーモニーが自然と生まれるということですね)、内発的なインセンティブが促進されるような雰囲気がどんどん出来上がっていきます。

 良いチームというのは得てしてこういうものだと思います。オーケストラの演奏者にとって、演奏料/出演料、つまりギャラはもちろん必要な要素でしょう。しかしでも本当は自分を信じて任せてもらえる環境、そして自分も周りも高め合いながら努力できる環境、頑張ることで内面から幸せになれる環境、このような人の内面に響く環境こそ、何にも代えがたいインセンティブになるのではないでしょうか。
 学生の頃の部活の試合に向けた練習、文化祭の準備、仕事での大きなプロジェクトに向けた準備、青臭いかもしれませんが、皆が楽しく努力できる環境がそこにはあったのと思います。そしてそれこそ、チームマネジメントで最も大切なことのように思います。

■授業全体が長いひとつのストーリー(Narrative)で繋がり、その流れに乗った繰り返し学習(クロススタディ)が行われること
オーケストラの曲(交響曲)の構成を考えてみましょう。ひとつのテーマの元に、各楽章に分かれ、激しいもの、穏やかなものなど様々な楽章・展開が存在します。そして楽章ごとに目立つ演奏者も変わっていきます。この楽章はヴァイオリンのソロが目立つ、この楽章はフルートが印象的、などです。主役は入れ替わりますが、オーケストラの曲というのは基本的には全体としてひとつのストーリーの上に流れていきますので、それはまるでひとつのバトンを繋げていくようにそれぞれの演奏が繋がり、押し上げられてゴールへと向かっていきます。

 この授業もまさにそうでした。それぞれの論文で用いられるテーマは作曲者である牧さんが厳選して用意したものです。今回で言うと途中にテレワークに関してやCOVID-19に関しての論文も入れ込んだ最新曲です。
 その中で論文を読み進むにつれて、理論のパズルがひとつひとつ解き明かされていく感覚がありました。進めば進むほど、授業の初めの方で学んだ理論を呼び起こして議論することが増えます。こういう結論が既にあったはずなのに、一方こういう結論の論文も存在する。この理論とこの理論は繋がっていると言えるかもしれない。そんな議論の繰り返しです。実証論文と言うことでそこには敢然たる事実が存在します。その現実世界の事実・現象から、先人たちはどうやって何を得たのか、それを紐解き、解明していきます。そこには解明していく楽しさもあれば、紐づけて学ぶことで知識の定着がより強まるという効果も発揮されていたと感じます。

 オーケストラの楽しみ方とはどういったものでしょうか?ある種オーケストラ演奏はひとつの夢の世界、おとぎ話のようなものです。現実を忘れて浸るような面もあると思います。各楽章の盛り上がりをそれぞれ楽しむ一方で、全体としての流れを感じることも重要です。楽章と楽章との繋がり、コントラストや一連の流れ。有名なパート(例えばベートーヴェンの「運命(交響曲第5番ハ短調作品16)」で言うと第1楽章)ももちろん派手で素晴らしい。でもそうじゃないところはなぜあるのか、そこに作者(論文執筆者とデザインした牧さんと)が込めた思いは何か、その意味は何か、それを重ねながら理解していく楽しみ、これがオーケストラの楽しみ方とも言えます。

 もうひとつ、オーケストラの魅力はなんといっても「楽器の音色の美しさ」です。クラシック音楽の楽器の音色って本当に素敵で心が洗われますよね。
 前述の通りこの授業では受講者のプレゼン発表が主に行われます(セミナースタイル)。それは生の声でその人の気持ちを表現する、まさに楽器の生演奏に違いありません。生演奏の力は非常に強いです。授業におけるそれぞれの方の発表には、論文の読み解き方、資料のまとめ方、発表の仕方に個性が詰まっており、授業中の発表の際には皆その人に注目し、その発表に聴き入ります。
 これが本当に素晴らしく(努力の結晶ですから)、それに刺激されて自分も頑張ろうという気持ちを駆り立てられるのですが、この発表は誰が行った、この発表はこの人がこんな風にまとめていた。というのが受講者の頭に記憶として強く刻まれます。そうすると授業が進んでいくにつれて、この理論は前に〇〇さんが発表してくれた論文の理論と繋がる。そういったことが出てきます。別の楽章における演奏が、以前の楽章のあのソロパートとの対になっている!なとどいった発見・解釈が生まれるということです。これは生演奏の力があるからこそ、演奏がより印象的になり繋がりを理解しやすくなる、まさにオーケストラならではの効果と同じであると思います。

■授業の真の狙いが「学び方を教える」ことであること
この授業が始まるにあたり牧さんから受講者に送られたメッセージの中に次の一文がありました。「この授業で目指していることは、皆さんに「知識」を提供するのではなく、「知識を獲得するスキル」を提供したいのです。」
 この授業は理論を学ぶ為にあるのではない。学び方を学ぶ為にある。ここが最も素晴らしい点だと私は思っています。我々学生は、学校に通うというその性質上ともすれば、「通っていればスキルが身につく」「役立つ知識やテクニックを先生が色々と教えてくれる」と、受動的な考え方に陥りやすい面があります。しかし学生にとっては学校が終わってからこそが本番であり、学校で得たものを自分の人生・仕事へ活かしていかなければなりません。その為には、単なる知識ではなくその為の自分の姿勢・メンタリティを作らなければいけません。特に我々ビジネススクールの学生の場合には、単にその知識を使うだけではなく、修了後も自分自身で学び向上し続けることが必須とも言えます。なぜなら我々が対峙し挑もうとする”ビジネス”や”社会”というものは、目まぐるしいスピードで進化し続けるからです。その為には「どう学ぶか」を学ぶ事が非常に重要になってきます。

 オーケストラに入った我々は、全く知らない曲を今回演奏者として奏でるわけですが、その中で最も学びたいことは何でしょうか?その曲をとりあえずのコンサートの為に吹きこなす・弾きこなすことができれば、それで良いのでしょうか?答えはきっとNoのはずです。新しい曲に出会った時どう立ち向かえばよいのか。他のパートとのハーモニーの出し方、連携の取り方、各楽章を通した曲全体の解釈の仕方、そしてそれをどう演奏に表現し、今後の自分のスキル(実務への活かし方)として持ち帰るか。さらにそれを超えて、新しい仲間との良い人間関係の構築の仕方、その続け方。チームの在り方、その中での立ち回り方、新たな発見、気づき、そして失敗から学んだこと。そしてメンバーの一人として、全体で一つのものを実現するというプロセス。
 これは正に我々にとっての「どう学ぶか」に他なりません。授業を通してこれを身に付けていくということがこの授業の真の価値であると思っています。

 世界の最新の理論をこれからも学び続ける為には、最新の論文を読み解く力が必要です。授業ではそのトレーニングが繰り返されます。そしてそんな高めに設定されたハードルに立ち向かう為にどうしたら良いか、これも学びです。持てるリソースの最大活用、仲間との協力、チームワーク発揮の為の行動、これがどういうものか、自分で悩みながら体得していくことができます。
 受講後の感覚として申し上げれば、細かいところで言うと英語の論文の読み方、定量論文の読み解き方、それをまとめてプレゼンするスキル、研究の仕方、実験の仕方、理論の繋げ方、考え方、チームマネジメント、エンカレッジメント。こういったことは、かなり学ぶことができたと思います。自分なりに自信がついたところもあります。

 強調しておきたいのはこれら全て体験の中で学ばされるということです。座学で教わったわけではありません。「こうしたほうが良い」という正解・理論があるようなものもありますが、大体は授業の中で受講者自身によるトライ&エラーや試行錯誤の繰り返しによって身をもって体験していくものです。努力し苦労をし、経験することで自分の力にしていく。これは楽器の演奏でも同じですよね。演奏の仕方を座学で習っただけではうまくはなりません。自分でやってみて、実際に失敗して、そこから努力して学んだものこそ、真のスキルとなります。

■まとめ
今回のSTEは牧さんを指揮者とした、多種多様な演奏者の集まりによる、オーケストラの長い旅路、という形でまとめさせて頂きました。

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・ゴールとその真意、プロセスが明示的に指揮者より示される。
・内発的なインセンティブが創発され、メンバーの努力がポジティブに引き出される。
・ストーリーを持った楽曲により楽章同士の繋がりを意識した演奏が繰り返され、楽曲に対する理解が深まる。
・演奏者としてのこれからの成長の仕方・学び方を、体験を以て学ぶことができる。
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どうでしょう?こんなオーケストラなら、自分もメンバーとなって頑張ってみたい、と思えるのではないでしょうか?

■私自身とこれから
 最後にそれでは私にとってSTEはどういう意味を持ったのかを少しお話ししたいと思います。最終楽章を演奏し終えた後にはどんな景色が見えたのか。

 前回のコラムで私が強く興味を持つのはBusiness EthicsあるいはEthics of Technologyといったいった分野であると述べました。
これは私個人の考えですが、1番身近にEthicsの問題をはらむもの、それは組織だと思っています。細かくするとチームとも言えます。適切なチームマネジメント、情報共有システム、リーダーシップ、メンバーの巻き込みとエンカレッジメント、こういったものが不足すると、組織は一気にそのモラルを失い、Ethicalな問題が発生します。
 リーダーの出した方針は、その真意も含めて正しく伝わる構造になっていないと、末端のメンバーの心を動かすことは出来ません。現場の情報が正しく共有されないと、本当に顧客の為になるサービスや製品は生まれません。メンバーの個性や想いが尊重されなければ、あるいは必要とされていると実感できなければ、メンバー自身が幸せになることはできません。メンバー自身が幸せでない組織から、どうして顧客を幸せにできるような製品・サービスが生まれるでしょうか?
 私は広い意味でこれらもEthicalな問題であると思っています。理想論かもしれませんが、リーダーもメンバーも顧客も、できればあらゆるステークホルダーが幸せになれる、そんな組織であってほしい。そしてそんな組織になるように導けるリーダーになりたい。これが私の気持ちです。

 本授業で特に私に刺さったのはやはりチームビルディングとマネジメントについてです。そしてそれにまつわるインセンティブの話です。これらは授業で使用される論文からも、そしてこの授業の受講というプロセスそのものからも、大きく学ぶことができました。リーダーシップに関しては直接論文には出てこないものの、間接的にもちろん議論にはなりそこで学び、またそもそも大きな自主的な貢献が求められるこの授業そのものがリーダーシップの試練でした。
 自分のリーダーシップに満足することはないですが、トライすることは出来たはず。そしてこれからもトライすることで、また少し成功したり、失敗して落ち込んだり、周りとの差に自己嫌悪になったり、その繰り返しで進んでいけると思っています。進んでいけるだろう、この気持ち。つまり学び方を学んだ、ということこそがやはりこの授業からの1番の学びです。

 さて今、演奏会も終わりコンサートホールを後にしようとする私ですが、これからは一人の演奏者として、様々な演奏に取り組んでいかなければなりません。自分のホームに帰って、そしてこれからまた知らないメンバーと演奏するかもしれないし、時には一人で演奏することもあるかもしれません。もしかしたら曲を作ることも、自分が指揮者となることもあるかもしれません。フィールドも国内だけでなく海外にも広がっていくかもしれない。見たこともないような難しい曲に挑戦することもあるかもしれません。でもその時に、今回の授業を思い出せると思っています。
 これまでのキャリアを見つめそしてこれからのキャリアを伸ばす為に、今回このような自己鍛錬の場に身を置けたことは、ひとりのプレイヤーとして、幸せなことであったと思います。

 さて、指揮者の締めもピタリと決まりました。これにて終演となります、ありがとうございました。オーケストラと言うことで少し長めの拍手でお見送りください。
 それでは次のアンコールもお待ちしております!


次回の更新は7月3日(金)に行います。