- Working Paper ID
- WP006
- Working Paper 名
- 組織におけるデザイナーの役割の拡大と製品成功の関係
- 作成年月
- 2019年12月
- 著者 (所属・作成時)
- 高山 千尋 (早稲田大学 大学院経営管理研究科 修了生)
- 吉岡(小林) 徹 (一橋大学イノベーション研究センター講師)
- 牧 兼充(早稲田大学大学院 経営管理研究科准教授)
- 著作権保持者
- 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター・科学技術とアントレプレナーシップ研究部会
- 概要
- 近年、経営におけるデザインの役割への関心が高まっており、デザインの経済効果に関する研究や、「デザイン思考」に見られるデザイン手法の適用範囲の拡大、大手コンサルティング・ファームによるデザイン・ファームの買収が行われている。これに伴って、企業内におけるデザイナーの果たす役割も、従来の製品・サービスの形状や色、ユーザーインタフェースの仕様設計から、利用者のニーズ調査などのマーケティング活動、デザインを中心とした戦略の構築などの事業戦略にまで拡大していると言われる。しかしながら、これまでの企業におけるデザイン・マネジメントの研究については、こうしたデザイナーの役割の変化や求められる待遇についての指摘はあるものの、事例分析による実証研究が主であり、定量分析によるアプローチは少ない。また、日本と欧米とでは、企業とデザイナーとの関係も異なるため、海外の研究にて得られた知見をそのまま適応できるとは限らない。
そこで本研究では、特に国内企業を対象に、企業におけるデザイナーの待遇の違い、特にデザイナー個人の名誉を重視する姿勢と、その企業の製品・サービスのデザイン面での評価との関係を定量的に明らかにすることで、企業におけるデザイン・マネジメントへの提言を行うことを目的とする。
- 近年、経営におけるデザインの役割への関心が高まっており、デザインの経済効果に関する研究や、「デザイン思考」に見られるデザイン手法の適用範囲の拡大、大手コンサルティング・ファームによるデザイン・ファームの買収が行われている。これに伴って、企業内におけるデザイナーの果たす役割も、従来の製品・サービスの形状や色、ユーザーインタフェースの仕様設計から、利用者のニーズ調査などのマーケティング活動、デザインを中心とした戦略の構築などの事業戦略にまで拡大していると言われる。しかしながら、これまでの企業におけるデザイン・マネジメントの研究については、こうしたデザイナーの役割の変化や求められる待遇についての指摘はあるものの、事例分析による実証研究が主であり、定量分析によるアプローチは少ない。また、日本と欧米とでは、企業とデザイナーとの関係も異なるため、海外の研究にて得られた知見をそのまま適応できるとは限らない。
下記に入力のうえ送信してください。
自動返信メールにてダウンロードサイトをご案内いたします。