Case006 ダウンロード

  • ケースID
    • Case006
  • ケース名
    • Sozo Ventures
  • 作成年月
    • 2020年1月
  • 著者 (所属・作成時)
    • 林田丞児(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター招聘研究員)
    • 牧 兼充 (早稲田大学ビジネススクール准教授)
  • 著作権保持者
    • 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター・科学技術とアントレプレナーシップ研究部会
  • 概要
    • 2016年8月の晴天の日和、Phillip Wickhamは、米国カリフォルニア州パロアルトにあるSozo Ventures(以下、Sozo)のオフィスからシリコンバレーの美しい晴天の空を眺めながら、ある書類について物思いにふけていた。ここ数ヵ月のあいだ考え続けた第2号ファンドの基本戦略と具体的な計画を示す目論見書の送付日が目前まで近づいていたためだ。
      2011年、Wickhamはベンチャーキャピタリスト育成を推進するカウフマン・フェロー・プログラム(Kauffman Fellows Program、以下KFP)を通じて知り合った中村幸一郎と共にSozoを米国カルフォルニア州パロアルトに設立した。同社の投資対象はシリコンバレーを代表するVCから投資を受け、かつ国際展開フェーズを迎えた米国ITスタートアップ企業である。Sozoでは投資対象をステージでは区分していないが、通常は早くてもシリーズB以降のラウンドを投資対象としている。Sozoは投資先企業が日本やアジア市場へ更なる成長を目指して事業拡大する際に必要となる資金提供と事業支援を行っている。日本は2010年に国内総生産を中国に抜かれ世界第三位の経済大国となったが、その市場の魅力は未だに衰えていない。

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