Field Experiment Design Tournament: ビジネスの現場で活用する「フィールド実験」のデザイン・コンテスト 2021

Experimental Design Tournament
ビジネスの現場で活用する「フィールド実験」の
デザイン・コンテスト 2021

2021.6.20

  • 主催
    • 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター フィールド実験のビジネス応用 研究部会 (代表: 牧 兼充) [設立準備中]
  • 共催
    • 早稲田大学オープン・イノベーション戦略研究機構 科学技術と新事業創造リサーチ・ファクトリー (代表: 牧 兼充)
  • 概要
    • 自然科学で培われてきた「科学的実験」が発展する形で、ビジネスの現場において「フィールド実験」が広がりつつあります。特に、イノベーション、アントレプレナーシップ、組織・人事、ファイナンス分野等においては、「フィールド実験」のデザイン手法を学ぶことが、ビジネススクールで学ぶべき必須スキルの一つとなりつつあります。ハーバード・ビジネス・レビューでも、2020年6月号において「実験する組織」の特集が組まれて、「フィールド実験」の注目が集まっています。現在、「フィールド実験」のデザインを学ぶ、オンライン講座も準備中です。
      今回、行動経済学・実験経済学の研究者の集積であるUC San Diegoのビジネススクールと連携し、実験のデザインのコンテストを開催します。
      現在、早稲田大学ビジネススクールを中心に、「フィールド実験」を中核とした実証実験をサポートする研究グループを立ち上げ準備中であり、入賞者にはこの研究メンバーより、実現へ向けたフィードバックが得られます。
  • 募集内容
    • あなたの問題意識に基づいて、日常的な業務の中で実施可能な「実験」をデザインし、最大 A4 2ページで「英語で」まとめてください。箇条書きで、文法などは気にしなくて構いません。Eric Floyd助教授他審査員に見てもらい、上位入賞者にはフィードバックをお返しします。
      1. タイトル – Title of your idea.
      2. 解決したい課題 (何を明らかにしたいのか) – What is the problem you would like to solve? (What do you want to know)?
      3. 仮説 (どんな因果関係を検証したいのか) – The hypothesis.  (the causal relationship you would like to investigate)?
      4. 実験を実施するフィールド (どのように被験者を集め、どのように被験者を選ぶのか?どれくらいの被験者を集めるのか?潜在的なセレクションバイアスがある場合は記載すること) – The field you would like to use. (How do you gather subjects? How would you select the subjects? How many subjects you would expect to gather? Describe the potential selection bias, if exists.)
      5. 実験のデザイン (何をトリートメントにするのか?トリートメント群とコントロール群をどのようにランダマイズするのか?潜在的なバイアスが両者にありそうな場合は記載すること) – Research design. (What is the treatment? How would you randomize between treatment and control groups? Describe the potential bias between the groups, if exists.)
      6. 結果の測り方(どのように結果を定量的に測るのか?) – Measurement. (How do you quantitatively measure your outcome?)
      7. 実際に実験を行うことの意思の有無 – Your willingness to conduct the actual experiment.
      8. 必要に応じて図表 – Add a diagram of experimental design, if necessary.
  •  領域
    • イノベーション、アントレプレナーシップ、組織・人材とインセンティブ、プロダクト・デザイン、サービス・デザイン
  • 評価基準
    1. 解決しようとする課題のユニークさ – The uniqueness of the problem you would like to solve.
    2. 実験のデザインの妥当性 – The validness of experimental design.
    3. 実験としての実現可能性 – The feasibility of conducting the experiment.
    4. 実験を行う意思 – The willingness to conduct the experiment.
  • 募集締め切り
    • 2021年7月18日(日)
  • 提出方法
    • 応募フォームをダウンロードすること (Wordファイル)
    • 提出は、kanetaka-sec@kanetaka-maki.org までメールすること。
    • Subjectには、「ビジネスの現場で活用する「科学的実験」のデザイン・コンテスト 2021応募」と記載すること。
    • 牧担当の授業履修者は、Waseda Moodle の課題ページより提出のこと。
  • 応募資格
    • 以下のいずれかの条件を満たす方。
      • 早稲田大学ビジネススクール学生/修了生
      • 早稲田大学の大学院生で実験を実施できるフィールドを持っている方
      • 他大学のMBA学生/修了生で実験を実施できるフィールドを持っている方
  • 審査員
    • Eric Floyd氏 (カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジネススクール助教授 / 早稲田大学リサーチイノベーションセンター招聘研究員)
    • Sally Sadoff氏 カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジネススクール准教授)
    • 牧兼充氏 (早稲田大学ビジネススクール准教授)
    • その他、主な連携メンバーから数人が参加

  • 予備審査員・メンター
  • 結果発表
     今回は総応募数49件、第2審査対象16件、最終プレゼン対象5件となりました。
     審査員にて協議の結果、同率2位2名を含む1位〜2位の3名を表彰し、副賞として実験実施に向けたスタートアップファンド(1位 5万円、2位 2万5千円)を提供しています。

    • 1位 川崎太樹 (早稲田大学ビジネススクール M2)
      • Title: How does an opportunity for side job affect the performance of employee?
    • 2位 遠藤典子(早稲田大学ビジネススクール M2)
      • Title: Usefulness of poverty alleviation through oral care (lifestyle)
    • 2位 金今大樹(早稲田大学ビジネススクール M1)
      • Title: Toward the realization of off-peak commuting society
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