Case005 ダウンロード

  • ケースID
    • Case005
  • ケース名
    • サイエンティスト冨田勝
  • 作成年月
    • 2019年10月
  • 著者 (所属・作成時)
    • 佐々木達郎(政策研究大学院大学専門職、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター招聘研究員)
    • 石井美季(早稲田大学ビジネススクール牧研究室)
    • 牧 兼充 (早稲田大学ビジネススクール准教授)
  • 著作権保持者
    • 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター・科学技術とアントレプレナーシップ研究部会
  • 概要
    • 2019年9月、冨田勝は自身4つ目の博士号となる博士(政策・メディア)の学位授与式に参列していた。冨田は専門であるコンピュータサイエンスと生物学を融合させた学際領域で新たな研究を始めるにあたり、コンピュータ・サイエンス、工学の博士号に加えて、医学の博士号も取得していた。これは学際領域のそれぞれの博士号を持つ専門家として指導することで、学生に不安を与えないという配慮に基づくものであった。
      鶴岡の地で全く新しい研究所を立ち上げてから20年が経とうとしている。これまでも画期的な研究成果を国際学会で発表し、有名な雑誌に論文を掲載してきた。優秀な学生たちを育てて送り出し、大学の研究所所長としての役割は十分果たしてきた。しかし、山形県や鶴岡市、地域の中小企業経営者や高校生たちと接していく中で、地域を発展させていくには社会的課題が山積していることを実感するようになった。鶴岡を活性化させるために自分に何が出来るか。冨田は4つ目の博士を取得する決意をし、「鶴岡サイエンスパークの創造と地方創生」という博士論文をまとめた。冨田は4つ目の博士号と共に、研究所で育んできたイノベーション実現の組織文化を地方創生につなげる方策に知恵を絞っていた。

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